メッサーシュミットMe262A-1a
第二次大戦中、世界初の実用ジェット戦闘機として登場したのがドイツ空軍のMe262です。このMe262は革新的な高速戦闘機として開発が進められ、1944年4月には初期量産型A-0の納入が開始されました。しかしヒトラーの命令により戦闘爆撃機型A-2aの生産が優先されたため、待ち望まれていた戦闘機型A-1aの本格的な生産が開始されたのは大戦末期の同年11月のことでした。ドイツ本土防空戦に投入されたA-1aは、30mm機関砲4門や空対空ロケット弾という重武装と持ち前の高速性能により、連合軍爆撃機にとって最大の脅威となったのです。

ドルニエDo335Aプファイル
機体の前後に配置された2基のエンジンとプロペラ、十文字式の尾翼、そして射出座席など革新的なスタイルと装備を備え、最大速度760km/hを記録したドイツの高速多用途機がドルニエDo335です。その開発は1942年に開始され、翌年の10月に原型機Do335V-1が初飛行に成功、優れた基本性能を示しました。その後、初の武装試作機V-5や生産型のA-0が完成、さらに同年9月には本格的な生産型A-1が完成しました。A-0とA-1は機首に30mm機関砲1門と20mm機関砲2門、そして爆弾倉を備えた単座戦闘爆撃機型で戦力化が急がれましたが、実戦配備を前にして終戦を迎え、実力を発揮する機会はありませんでした。

AH-1Sシャークマウス霞ヶ浦分校41周記念

A-4E/Fスカイホーク
1/48　航空機シリーズのプラスチックモデル組み立てキットです。

ランカスターBIグランドスラムボマー
第二次大戦中、イギリスの勝利に大きく貢献した重爆撃機ランカスターは、その優れた搭載能力により様々な特殊任務にも使用されました。大戦中に作られた世界最大の爆弾、グランドスラムの搭載機として改造されたグランドスラムボマーもその1機です。グランドスラムは全長8メートル、重量約10トン、高々度から投下され地中深くもぐり込んだ後に爆発、強烈な地震効果を発生させる特殊爆弾で、33機のランカスターがグランドスラムボマーに改修されました。1945年3月から大戦終了までにUボート基地や鉄道橋などの要所に41個のグランドスラムが投下され、ドイツに大きな打撃を与えたのです。